愛知お散歩ナビゲーターのほとんどうどんです。
本日はその名も貧乏山というインパクトのある山に登ってみようと思います。貧乏山は幸田町と蒲郡市の境界にある標高225mの低山です。
愛知県幸田町にあり、JR東海道本線の三ヶ根駅がスタート地点です。
貧乏山、登ると金運をすべて失ってしまいそうな名前です。
中央の山が貧乏山のようです。
名古屋ー豊橋間の大動脈、国道23号線の横を通ります。
歩道橋でJR東海道本線を跨ぎます。
山の中に入ってきました。
お墓の横を通り過ぎます。
罠という文字がありました。
クマでも捕獲しそうな巨大な罠がありました。
野生動物、おそらくイノシシかと思いますが里に下りてこないための柵だと思います。
紐で扉の開け閉めをするようになっています。ここから山の中へ。
愛知工科大学の裏を進みます。
いよいよ登山道です。貧乏山の標識がここで初めて現れました。
竹とふつうの木がまじった林の中を登ります。尾根にとりつくまでの10分弱はかなりの急登でした。
12月は低山ハイキングに最高の季節です。鳥のさえずりの中、落ち葉を踏みしめながら登るのが気持ちいいです。
他のハイカーとはすれ違いません。知る人ぞ知る山なのでしょうか。
尾根になり貧乏山の看板が再び現れました。
道中は倒木が多いです。アップダウンを繰り返しながら尾根を進みます。
眺望のきくところは一箇所もありません。
登山口から約1時間、貧乏山の頂上にやってきました。
大切にしましょう三角点の柱が倒れた三角点。
貧乏山のプレートが5つくらい取り付けられていました。そのうちのひとつです。誰かが作って持ってくるのでしょうか。
こちらも貧乏山。
こんなユニークなプレートもありました。
ネットをみると、「金持」という集落は鳥取県日野郡日野町にあるみたいですが、金持山はヒットしないですね。
逆に貧乏山は広島県にもあるようです。
貧乏山の名前の由来ですが 郷土史に『干ばつや災害で年貢をおさめられない民が、領主の許可を得て入山が許され 雑木を切って薪や炭にして年貢に充てたり、 町で売ったりして生計を立てた』と記されているそうです。
生活に困窮した貧乏人が入山を許された山ということでしょう。
蒲郡市側から見た貧乏山です。