こんにちは。愛知お散歩ナビゲーターのほとんどうどんです。本日は豊田市にやってきました。
名鉄豊田市駅、愛知環状鉄道新豊田駅から徒歩約10分、豊田市美術館です。
政令指定都市でもないのに規模、質ともに第一級の美術館です。さすが豊田市ですね。
フランク・ロイド・ライト展
今回はただいま開催中のフランク・ロイド・ライト展を見にやってきました。
今年は彼の代表作、帝国ホテル二代目本館が完成してから100年だそうで、26年ぶりに開催される本格的な回顧展です。
チケットはネットのアソビュー経由で購入。当日券1,400円のところ前売り価格1,200円で、さらにアソビュー割引が32円ほどはいって1,168円でした。
来館したのが土曜日ということもあって、展示室はびっくりするくらい賑わっていました。
やはりフランク・ロイド・ライトはかなり人気があるようです。
通常の美術展と違って、建築関係や住宅関連に従事している人がかなり来ているかもしれません。
展示は7つのセクションに分かれていました。
ライトの初期から晩年にいたるまでの歩みを、写真パネル、建築模型やドローイング、設計図面、パースなどで解説していきます。
フランク・ロイド・ライトは浮世絵の蒐集家でもあったんですね。ライトの建築に影響をあたえたもの、歴史的背景にも焦点をあてて解説しています。
作品の紹介は現在一部が明治村に移築されている帝国ホテル関係の資料が多いです。そのほか日本では東京の自由学園、旧山邑邸(ヨドコウ迎賓館)はさらっとですね。
その他アメリカに残るプレーリースタイルと呼ばれる住宅群、カウフマン邸、グッゲンハイム美術館など多数紹介されていました。
ほとんどが撮影不可ですが、数少ない撮影してもOKの展示物です。
撮影可。ライトは照明や家具などのデザインも手掛けています。
撮影可。
撮影可。
ライトは晩年、実現はしませんでしたが超高層ビルや都市計画のアイデアもあたためていたようです。
そのあたりの建築パースの展示もありました。ライトといえば住宅のイメージが強いですが、仕事は多岐にわたっていたんですね。
その他の展示
フランク・ロイド・ライト展のチケットで常設展や別館の髙橋節郎館まですべて鑑賞可能です。
全長10mくらいありそうな作品です。豊田市美術館は20世紀美術に強いですが、現代美術はなかなか解釈が難しい。
絵画のコーナーです。常設展は撮影OKです。
グスタフ・クリムト 『オイゲニア・プリマフェージの肖像』
エゴン・シーレ 『カール・グリュンヴァルトの肖像』
豊田市美術館は建物自体もアートですね。建築設計は谷口吉生。
3階の通路。
豊田の街並みがキレイに見えます。
フランク・ロイド・ライト展は12月24日(日)までの開催となります。年明けは東京と青森で開催されるようです。