こんにちは!愛知お散歩ナビゲーターのほとんどうどんです。
ダイエット目的の知多半島ウォークの2日目です。 今日は前回の続き、亀崎駅から武豊駅まで歩きます。約11㎞の道のりです。
目次
- 亀崎駅から盛田金しゃち酒造へ
- 中島飛行機滑走路跡とスバル工場
- 国盛で有名な中埜酒造へ
- 小栗家住宅前を通過します
- JR半田駅とSLの展示もある鉄道資料館
- どこかお酢のニオイがする半田市を代表する企業
- 武豊町へ向かいます
亀崎駅から盛田金しゃち酒造へ
亀崎駅をスタートします。近くに日本福祉大学があり学生の姿も多い駅です。
駅は小高い丘の上にあり、まず海側へ下っていきます。古い商店や住宅が点在する通りを歩きます。
激安スーパーTRIALの隣にある森田金しゃち酒造の酒蔵前を通過します。今日は土曜日ですので工場は休みのようです。門が閉まっていました。
こちらはソニーの創業者である盛田昭夫の出身家でもあります。Pascoで有名な敷島パンは盛田家の分家になります。
奥まで工場の敷地のようです。黒塀が続きます。
中島飛行機滑走路跡とスバル工場
グーグルマップにあった旧中島飛行機半田製作所滑走路跡という場所を訪れました。
しかし滑走路跡を示す石碑や、滑走路の痕跡らしいものは何も見当たりません。
中島飛行機株式会社(なかじまひこうきかぶしきがいしゃ)は、1917年(大正6年)から1945年(昭和20年)まで存在した日本の航空機・航空エンジンメーカー。通称は中島(なかじま)。創業者は中島知久平。
エンジンや機体の開発を独自に行う能力と、自社での一貫生産を可能とする高い技術力を備え、第二次世界大戦終戦までは東洋最大、世界有数の航空機メーカーであった。
現在の自動車メーカー、スバルは中島飛行機の系譜をひく会社です。この半田市にスバルの事業所があります。
滑走路跡から歩いて10分くらいのところにスバル半田西工場があります。また近くには半田工場もあります。
半田工場および半田西工場ではボーイング777、787などの中央翼が製造されています。亀崎港からの海上輸送およびセントレアからの空輸で中央翼は米シアトルのエバレット工場へ運ばれていきます。
スバル半田西工場のむかいはカインズホーム半田店です。10年ほど前から愛知県にもカインズホームがじわじわと勢力を広げてきています。
国盛で有名な中埜酒造へ
西に進み阿久比川を渡ります。橋を渡った後、南へ折れます。
半田運河のたもとには国盛で有名な中埜酒造の工場があります。半⽥運河周辺は、江⼾時代を中⼼に海運業や酒や酢などの醸造業で⼤いに栄えました。運河沿いに⽴ち並ぶ⿊壁の蔵の⾵景とともに、歴史的な建造物も保存され、往時の姿を今に伝えています。
2016年の日本酒業界売上ランキングでは中埜酒造は全国19位となっています。
本社工場近くに一般に公開されている「国盛酒の文化館」があります。見学は事前予約が基本らしいですが、予約がなくても入れるようです。看板に直通インターホンで知らせてくれと書いてあります。
こちらが直通インターホンです。
さっそく向かいます。
やってきました。雰囲気のある建物ですね。
立派な看板ですね。写真映えします。
こちらの建物では50年前までは酒造りが行われていたそうです。今は建物を生かして酒造りの道具などを展示して酒造りの歴史を伝えるミュージアムになっています。(入場無料)
「大吟醸ひやおろし」という度数19パーセントの日本酒と「豆乳あまざけ」の試飲もさせていただきました。徒歩で来ているので度数19パーセントだろうが何ら問題ありません。
特撰國盛 彩華 大吟醸 中埜酒造 愛知県 1800ml 1本
- ジャンル: 大吟醸酒
- ショップ: お酒の販売店 クラスタイル
- 価格: 2,419円
小栗家住宅前を通過します
こちらは江戸から明治のかけて主に肥料を扱っていた半田の豪商であった小栗家の住宅です。屋根に泥棒除けのトゲトゲの返しがついています。よほどお金持ちだったのでしょう。
屋号は万三商店でした。看板が掛けられています。電話番号があるので現役?
JR半田駅とSLの展示もある鉄道資料館
JR武豊線の半田駅は近くです。写真左側に見える跨線橋は、日本最古の跨線橋らしいです。武豊線には珍しい有人駅です。
駅の北側には鉄道資料館があります。
資料館といってもプレハブ小屋くらいの規模ですが、特筆すべきは開館日は第1、第3日曜日だけという少なさ加減です。下調べせずに行って開いていたらかなりラッキーではないでしょうか。
閉まっているガラス扉越しに内部の写真をとります。
ちょっと不気味なマネキンも・・・・
資料館横には武豊線を走っていた蒸気機関車の展示もあります。
運転走行距離110万キロというのが凄まじいですね。
どこかお酢のニオイがする半田市を代表する企業
醸造業が盛んな町、半田市はどことなくお酢の香りがする町です。
それはこの会社のせいでしょうか。半田駅の近くには半田を代表する企業、ミツカン本社があります。ミツカンの社長も代々中埜家で、当主は代々中埜又左衛門の名前を受け継いできました。日本でも有数の同族企業で株式上場はしていません。
もともとは酒造業でしたが酒粕を利用した酢の製造のほうが事業規模が大きくなり、先に訪れた中埜酒造に酒の製造販売権を譲渡しました。よって中埜酒造よりミツカンのほうが古い会社のようです。
こちらはミツカンミュージアム。見学は事前予約制です。今回はスルーします。
三本線と丸から成る、おなじみのミツカンのシンボルマークです。
半田運河沿いにミツカンの倉庫群が並びます。半田市を代表する風景です。
ミツカンミュージアムとミツカン本社ビルです。
武豊町へ向かいます
途中、ドラッグストアのゲンキーで買った稲荷ずしでお昼休憩にします。8個入りで税抜198円、安いですね。
さらに南下すると半田市から武豊町に入ります。
単線の武豊線の線路。ここのバラスト(線路の砂利)は赤みが強いような気がします。
古そうなホーロー看板。武豊町に入ってもところどころ古い家や商店を見ることができます。
今日のゴール地点である武豊駅に無事着きました。。武豊線の終点になります。
プラットホームのすぐ先で線路は終わっています。こういう場合、̠架線の処理もどうするのかちょっと気になります。
武豊止まり折り返し大府駅経由大垣行の普通列車が入線してきました。これに乗車して帰ります。