こんにちは! 愛知お散歩ナビゲーターのほとんどうどんです。今日はこちらの名鉄廃線跡を訪ねた記事の続きとなります。
目次
杜若高校の周辺
東海環状自動車道沿いを歩いたところで前回の記事は終わりました。
東海環状道を外れ畑の中を歩きます。冬になって葉が落ちたイチジク畑。
坂道を下ると杜若(とじゃく)高校があらわれます。名鉄学園とありますので名鉄と関係があるんですね。
中部電力越戸ダム周辺
さらに下ると中部電力越戸発電所の変電設備が見えてきました。
越戸発電所の電気を生み出す元となる越戸ダムは、昭和4年完成の古いダムだそうです。矢作川の本流を堰き止めて、水力発電を行っています。
越戸ダムの下流にある長さ160mの勘八水管橋。徒歩、自転車は通行可能です。
人が行き来するより、水を送るための橋のようです。橋の左右に水が通る大きなパイプが2本ありました。
水管橋から見る下流方向の長めです。12月ですので水量が少ないですね。
ダムがあるので矢作川右岸には、魚のための魚道が設けられていました。覗き込んでみましたが、魚の姿は見られませんでしたが、春には多くの鮎が、この魚道を遡上するそうです。
この川沿いのコースは、平戸橋から越戸へとつづく全長4.1㎞のウォーキングコースになっています。
心霊スポット?前田公園
洞ヶ峰前田公園という公園があるようです。行ってみましょう。
101段ある長い石段。いい運動になります。両側は桜の木が植えられていて、春は良さそうですね。
階段を登りきったところにある仏像。
仏像アップ。台座に比べると小さいですね。
これは石の鳥居の一部だったのでしょうか。でも仏像に鳥居はちょっと変ですね。何かのオブジェ?
石段ではなく、石仏めぐり西コースという山の中の道を通って戻ります。
いきなり現れた首なし観音像。ちょっと不気味。
確かに道の両側には様々な石像があります。あまり古くはなさそうですね。古くても昭和のモノではないかと推測します。
頭痛いのでしょうか。
リラックスしてますね。
こちらにも。ちなみに石像を巡るのは西コースだけでなく東コースもあります。
山道を抜けると六角堂がありました。
ブログを書くためにネット情報を当たっていると、前田公園は最凶の心霊スポットと紹介しているサイトがチラホラ見受けられます。そしてこの六角堂の中では過去に女の人が首をつって自殺したとか・・・
お堂の扉にはバリケードが立てられ無断立ち入り禁止を呼びかける看板があります。心霊スポットマニアが無断で内部に侵入したのでしょう。
しかし、心霊スポットは本当かな?明るい昼間に訪問したせいか、そこまで薄気味悪くなかったですね。強いて言えば先程の首なし観音像くらいでしょうか。
あ、でも伊藤博文像という看板はあったのですが、肝心の伊藤博文像は見当たりませんでした。やはり何かおかしい・・・?
豊田民芸館
豊田民芸館は色々な手工芸品を紹介する施設のようです。矢作川沿いの公園のような広い敷地に第1、2,3民芸館や茶室、陶芸資料館などがあります。
兼近1号窯
登り窯ですね。みよし市に近い市内高崎町にあった窯を移築したものだそうです。元は平安時代の中頃に作られたものとのこと。
旧井上家西洋館
こちらは豊田市内で唯一残っている明治時代の洋館、井上家西洋館。
スタッフの方はおられず、自由に中に入って見学することができます。
踏み面の幅が短くて足を踏み外しそうな急な階段。
窓の外は木々が見えるいい景色です。
国の登録有形文化財に指定されています。
平戸橋
こちらの交差点が平戸橋交差点。写真奥が橋です。名古屋と伊那路を結ぶ飯田街道(国道153号線)がいよいよ山に入っていく場所になりますね。
手前にはお宝マンホールがありましたが、交通量が多く怖くて撮影できないのが残念でした。
平戸橋笑劇場
また、平戸橋のすぐ北側には平戸橋笑劇場という劇場がありました。お笑いの劇場らしいですが、名古屋でもなく豊田市内中心部でもなく、こんなはずれに劇場があることにびっくりしました。
入場待ちのお客さんがが並んでいて、ちょうど公演がはじまるところでした。
豊田民芸の森
先ほどは民芸館を訪れましたが、今度は民芸の森を訪れました。日曜日の午後ですが誰も散策している人はいません。あまり知られていない施設なのかも。私もグーグルマップを見て初めて知りました。
「民芸の森」は、実業家でもあり、郷土文化の発展にも多大な貢献をされた、本多静雄氏によって名づけられました。豊田市名誉市民でもあった本多氏は豊田市民芸館の設立に尽力したことをはじめとした民芸の普及や、猿投古窯の発見をきっかけとして、古陶磁の収集や研究に取り組みました。この地は本多氏の収集した民藝品や建造物などのコレクションを保管した収蔵の地であり、また居住していたお屋敷の跡地でもあります。
田舎家「青隹居」
本田静雄氏が江戸時代の建物を移築して曲家に改築した田舎家「青隹居」。おそるおそる入っていみましたが、管理人の人がいてびっくりしました。
内部の撮影は一部を除きOKだそうです。
田舎家「青隹居」田舎家「青隹居」
内部にある本田静雄氏の紹介コーナー。
古美術の収集家でもあったようです。
日本最古級のコンクリート製電柱
この3本の一本一本が最古の電柱のようですね。
園内の茶室。
陶磁の狛犬
本田氏は陶磁製の狛犬の収集家でもあったようです。
個性的な表情の狛犬ですね。
ゴールの平戸橋駅
平戸橋周辺は矢作川周辺を中心に自然もあり、民芸館などの文化施設もあり、散策には最適な場所でした。桜の咲くころに再訪したいと思います。