こんにちは! 愛知お散歩ナビゲーターのほとんどうどんです。
今回はママチャリで東海市にやってきました。東海市は新日本製鐵や愛知製鋼などの工場がある鉄の町です。
聚楽園大仏
聚楽園大仏のある場所は、しあわせの村という公園になっています。
大仏は阿弥陀如来の坐像で高さは18.79mあるそうで、これは有名な鎌倉大仏より大きくなります。銅像に見えますが意外にも鉄筋コンクリート製です。これは1985年(昭和60年)に終えた補修の際に銅粉を吹き付けたためだそうです。
大仏は名古屋市等中京地方で活躍していた実業家山田才吉という人物が、聚楽園という今でいうテーマパークのようなものを開園します。そしてその園内に「大正天皇御大典記念事業」として大仏建立を考え、一般の寄附を求めたそうです。しかし資金は集まらず、山田才吉が私費を投じ、「天皇陛下(昭和天皇)御成婚記念事業」として1923年(大正12年)着工し、昭和2年に完成しました。
山田才吉は当時経営していた東陽館を火災、南陽館と名古屋教育水族館を水害で失ったため、火にも水にも負けないものをということでコンクリート造りの大仏を考えたそうです。
この日は2月の寒い平日で、天気も良くなく見物客は誰もいませんでした。
大仏のある高台からは愛知製鋼の工場が見下ろせます。トヨタ系列の製鋼メーカーで自動車向けの鍛造品を作っています。
線路越しに工場があり左の方からはなにやらモクモクと白い煙が上がっているのが見えます。私は大仏よりこちらのほうが興味があります。
途中、雨がポツポツと降り出してきました。
氷上姉御神社
東海市から名古屋市緑区に入り、次の目的地は氷上姉御神社です。
金属加工系の中小工場の多い地区を抜け、大仏からおよそ自転車で約30分くらいです。
氷上姉子神社(ひかみあねごじんじゃ)は、愛知県名古屋市緑区大高町火上山にある神社で現在は熱田神宮の境外摂社となります。創建は伝えられるところによると西暦195年、日本武尊(やまとたけるのみこと)のお妃・宮簀媛命(みやすひめのみこと)を祀っています。
「氷上山(火上山)」と称される丘陵上に鎮座し、熱田神宮の創祀以前に草薙剣(三種の神器の1つ)が奉斎された地といわれ、地元では「お氷上さん」と呼ばれ信仰されています。 氷上姉御神社は熱田神宮の元宮とされる神社です。もともと氷上は火上でしたが、永徳3年(1382)、社殿が火災にあったため、氷上に改められたそうです
神社のすぐ隣を名古屋圏の交通の大動脈国道23号線が通っていてます。23号からも氷上姉御神社の森が見えますが、たぶん気に留める人は少ないでしょう。
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