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スタート地点はJR南大高駅
今日のスタート地点はJR東海道本線の南大高駅。名古屋市内で最も南に位置するJRの駅で、開業は隣接するイオンモール大高店オープン1年後の2009年と新しい駅です。
東口をおりて少し南に歩き、JR東海道本線と並行する東海道新幹線の線路をくぐります。
環状2号および国道302号線沿いにしばらく歩きます。
しばらく愛知用水沿いに進みます
殿山の交差点で東に入り、しばらくすると愛知用水に出ます。
愛知用水は岐阜県八百津町から知多半島南端の南知多町に至る112キロメートルの幹線水路と、幹線水路から分岐して農業用の水を導く支線水路1,012キロメートルからなる。愛知用水公団によって1961年に開かれ、現在では独立行政法人水資源機構によって管理されている。
ここから先、知多半島全域に農業用水を供給するので水量がかなりあり、水の流れも速いです。
ここは文久山開水路と呼ばれているようですね。このように開放されている流路は両側に有刺鉄線付きのフェンスに囲まれ侵入ができないようになっています。
子供が転落しないようにというのもありますが、それにしても管理が厳重です。これは同じ県内の明治用水でもそうでしたね。
独立行政法人水資源機構の看板がありました。
旧東海道の街並み残る有松へ
愛知用水とは別れ県道沿いに北に進みます。
国道1号線を越え、有松の町へやってきました。
学習塾の野田塾も純和風。
最近の建築物も街の雰囲気に調和するように建てられていますね。
名鉄名古屋本線の踏切手前の信号を左折すると、有松の中心部へ。
有松のまちは、慶長13年(1608)に尾張藩の奨励によって作られたそうです。地形的には谷あいで耕地も少なかったため、副業として絞染めを工夫したのが有松絞りのはじまりだそうですす。けっこう長い歴史があるんですね。
しかし天明4年(1784)、大火に見舞われまちの大半が焼失します。そのためその後の建物は火災に備えて漆喰を厚く塗り込め、萱葺き屋根に替わって瓦が使用されました。それが今も当時の面影を残した町家が並び、有松地区ならではの風情を漂わせています。
旧東海道になります。
電柱と電線が無いだけでもだいぶすっきりしますね。歴史を感じさせる家並みです。両側は名産の有松絞りの店やカフェ、蕎麦屋などが並びます。
なまこ壁のこの家はかなり古そう。
寛政2年創業、絞り問屋の服部家の住宅です。
しっくい壁の建物が並びます。
今人気の有松絞りマスクはここで買えます
有松絞り会館へやってきました。河村たかし名古屋市長がつけていて話題となり、いま大人気の有松絞りマスクもこちらで販売されています。
マスクコーナーはお気に入りのデザインのマスクを探す多くの人で、けっこうな密になっていました。(笑)マスクは豊富にありました。 私もマスクは欲しかったのですが、密に参加するのは嫌なので・・・
こちらのガーゼハンカチを購入しました。(税込440円)
有松絞りのキャラクター「しぼりーちゃん」です。
有松絞り会館
愛知県名古屋市緑区有松3008番地
TEL : 052-621-0111 / FAX : 052-621-6051
開館時間 : 9:30~17:00(実演は16:30まで)
休館日 : 年末年始、その他臨時休館日
お買い物後は旧東海道を東へ。
郵便局も和風です。ポストがレトロな円筒形ですね。最近少なくなりました。
この日は日曜日でしたが交通量は少なめでした。
国道1号線沿いを歩きます
しばらくいくと国道1号線に出ます。片側2車線以上の区間が多い国道1号線において、このあたりは珍しい片側1車線区間です。
しばらくあるくと桶狭間古戦場跡があります。織田信長と今川義元の戦いの跡地ですね。この戦いで今川義元は討ち死にしました。
都会の中の小さな公園のようになっており、草木が密集しています。
桶狭間の戦いを説明する説明看板です。3,000人ほどの信長軍が25,000人の兵を擁する今川軍に勝ってしまったんですね。奇襲だったようです。さすが信長。
ゴールは中京競馬場前駅
歩道橋で国道1号線を横断します。名鉄のガードが見えます。
JRAの中京競馬場の最寄り駅である中京競馬場前駅です。ここが今日のゴール地点です。
今日のコースマップ
今日歩いたコースは距離にして5.0㎞です。コース沿いには飲食店も多いので昼食をとりながらゆっくり歩いてもいいと思います。
今回はコロナの影響もあって絞り会館での有松絞り実演は見ていませんが、再開されれば見学してもいいと思います。