こんにちは! 愛知お散歩ナビゲーターのほとんどうどんです。今回は愛知県唯一の海底トンネル、衣浦海底トンネルをご紹介します。最後までお付き合いください。
衣浦海底トンネルはこんなところ
衣浦トンネル(きぬうらトンネル)とは、愛知県三河湾の衣浦港の中央ふ頭(半田市)と東埠頭(碧南市)を結ぶ海底トンネルで西行(半田方面)1,019m、東行(碧南方面)1,141mの長さがあります。
このあたりは臨海工業地帯で大型車の通過も多いところですが、水底トンネルのためタンクローリーなどの危険物搭載車両の通行は禁止されています。
車道部分は愛知県道路公社の管理する一般有料道路で、自動車専用トンネルの他に、無料の歩行者自転車用トンネルが設けられています。全区間でAMラジオが聴けるようになっています。
トンネルの入り口に向かいます
私は碧南市側からトンネルに向かいました。トンネル入り口の港本町の交差点です。
こちらがトンネル入り口。有料道路部分の延長は1.7kmあります。通行量は普通車で260円です。碧南から半田へ、半田から碧南へ通勤でトンネルを利用する人も多いです。
自転車で走行する場合は車の入り口から入らずに側道をずっと海の方まで進みます。
海にやってきました。衣浦湾です。対岸がこれから目指す半田市です。
いよいよトンネル内に入ります
後ろを振り返ると歩行者・自転車用のトンネルの入り口があります。
ちょっと怖い感じです。
階段をどんどん地下へと降りていきます。まずは垂直移動です。自転車は降りて押して下ります。トンネル内はスピーカーからラジオの音声が流れています。
地下11階までやってきました。ここが一番深い所のようです。でもそこまで下ってきたという感じはしません。
ここからいよいよトンネルです。トンネルは中央に向かって少し下っています。半田まで480mとあります。車のトンネルの長さが1.7kmでしたから歩行者用はかなり短いです。
途中狭くなっているところもあります。トンネル内はひんやりします。夏場ならかなり涼しいと感じるのではないでしょうか。
トンネルの終点までやってきました。ここからまた階段を地上まで登ります。残念ながらエレベーターなどはありません。
トンネル内には防犯カメラが設置されています。どこかで監視しているのでしょうか。悪いことはできません。
トンネルを出ました 開放感がステキ
地上に出てきました。対岸は今までいた碧南市です。半田市は知多半島最大の市で、ミツカンの本社がある醸造業が盛んな街です。
出口の横には公園があってなにやら展望台があります。 展望台の大好きな私は登らずにはいられません。
登ってみます。ガラスが汚いのであまり爽快な眺めではありません。空き缶などのゴミも放置されていました。残念ながらあまり感じのいい場所ではないですね。
途中の階段から見える眺めのほうがいいですね。大きな船が見えます。木材チップの運搬船です。このあたりの埠頭には大規模な木材チップのヤードが並んでいて杉やヒノキのような木の匂いがします。
こちらは碧南方面の眺めです。
道路をしばらく進むとこちらが半田側のトンネル入り口(出口)です。半田側に料金所があります。
まとめ
地元民の間でも意外と衣浦海底トンネルを自転車または徒歩で通行できることは知られていません。話のネタとして一度行ってみてはいかがでしょうか。