こんにちは!愛知お散歩ナビゲーターのほとんどうどんです。今回は半田市にやってきました。お祭り見物です。
亀崎潮干祭はユネスコ無形文化遺産・国指定重要無形民俗文化財・県指定有形民俗文化財にもなっている歴史と伝統あるお祭りです。言い伝えによるとその起源は室町時代に遡るそうです。
概要
亀崎潮干祭は半田市の春まつりで、山車5輌による町内曳き廻し、からくり人形奉納、神前神社前の海浜への山車の曳き下ろし、尾張三社への警固行列が見どころとなります。
とくに有名なのが海浜への曳き下ろしで、曳き下ろし坂をいっきに駆け下りた山車を波打ち際で方向を変え、水しぶきを上げながら海に突進する祭人たちの掛け声と迫力が見ものです。
以下は2019年の半田市観光協会HPから抜粋した概要です。
◇開催日:2019年5月3日・4日 ※雨天順延
◇時 間:海浜曳き下ろし 5月3日 10:20~
5月4日 14:00~
◇場 所:亀崎海浜緑地・神前神社・尾張三社(神前神社:半田市亀崎町2丁目)
◇関連HP:亀崎 潮干祭HP http://shiohi-matsuri.jp/
◇アクセス:
電車:・JR武豊線「亀崎駅」下車 徒歩15分ほど
・名鉄河和線「知多半田駅」下車 JR半田駅から亀崎駅下車 徒歩15分ほど
※名鉄「知多半田駅」からJR「半田駅」まで徒歩10分ほど
バス:名鉄知多半田駅前バス停で半田北部線「知多半田駅」に乗車、「日本福祉大学半田キャンパス」でごんくる亀有バスに乗り換え「亀崎駅」で降車 徒歩15分ほど
車
基本的に毎年5月3日、4日に開催されます。
当日は多くの見物客で賑わいます
曳き下ろしの行われる浜の対岸の防波堤にも見物客はいっぱいです。海側から写真を撮ろうとする人たちです。
周りから聞こえてくる会話だと全国から観光客が来ているようです。ゴールデンウィーク中ですので、各地のお祭りを巡る「お祭りマニア」が多そうです。みんな望遠レンズのついた高級そうなカメラを持っているのが特徴です。
写真手前の干潟部分はぬかるんでいるので足元は注意しなければなりません。長くつが欲しいくらいです。
こちらは陸側です。多くの見物客が山車が海に入るのを今か今かと待ち構えています。曳き下ろしを待つ山車がスタンバイしています。
山車が海に入ります
1台ずつ海に入っていきますが、まず陸から直線的に波打ち際まで進み、海に少し入ったところでターンします。
期待するほど波しぶきがあがるわけではありません。周りからは「もっと海に入らんかい」と野次が飛んでいました。しかしまた山車を引き上げることを考えればやむを得ないのかもしれません。
そして1台ずつ、また陸へと戻って行きます。
足元が悪いので巨大な山車を引っ張るのは大変そうです。大勢の人の手で引かれています。
近くで見ると豪華な山車ですね。無事、陸へと上がっていきました。同じようなアングルからの写真が多かったですが、人出が多くて簡単には移動できませんでした。
日本最古の駅舎亀崎駅
祭りが終わって最寄りの亀崎駅に来ました。電車で帰る人もたくさんいました。
亀崎駅は大府駅と武豊駅を結ぶ武豊線の途中駅です。愛知県下で最初の鉄道である武豊線の開通にあわせ、1886年(明治19年)に開業した駅の一つです。駅の施設のうち駅舎は、開業当時から残る「日本最古の現役駅舎」として、多くの鉄道関連の書物にも紹介されています。
武豊線には起点の大府駅を除いて9か所駅が設置されていますが、競合する名鉄が亀崎駅付近まで来ていないこともあって乗車人員ベースで利用客が最も多いそうです。まわりは昔からの住宅地が広がります。